カメラを売りました

亡き父の憧れだったゼンザブロニカ。委託販売の店で4.5万円で売ってるのを見て思わず買ってしまいました。「これだけでも5千円するんですよ」とおまけのフードまでつけてもらったのに、動かし方が全然分かりませんでした。仏壇に供えても誰が見ても浮きまくっており、仕方なく自宅に保管していましたが、とうとう売り払う事にしました。


雨の中を、以前カメラを買い取って貰ったことのある店に行きました。ゼンザブロニカを買ったとき、そこの店長はフィルム業界のトレードカラーについて教えてくれました。かつて、コダックはイエロー、フジは緑、サクラは赤と三原色を意識したつくりになっていたが、コニカが青にしてしまった。確かに、当時AGFAは灰色でしたので、なるほどと膝を打ったものでした。


今では、AGFAが赤をイメージカラーにしています。コニカミノルタは白黒フィルムに限ってパッケージにピンクを入れています。デジタルの煽りを受けてか、たった4年で随分フィルム業界を取り巻く事情が変わったものです。


カメラはゼンザブロニカSシリーズ。8千円で買い取ってもらいました。