恐山へ(1)

朝日新聞(2004年7月21日)の時事通信中絶胎児のごみ捨て問題で横浜市が立ち入り検査」、同22日の「中絶胎児の細胞移植、脊髄損傷患者9人が北京で」の記事に触発された訳ではありませんが、恐山に行ってきました。


日本三大霊場として知られる恐山の実態というべきものは、正式名称:恐山菩提寺という曹同宗のお寺です。有名なイタコの口寄席が行われるという恐山大祭というのが、7月20〜24日に行われるというので行ってみたのです。


下北半島の中部に位置するのでなかなか行きにくいというイメージだったのですが、東北新幹線が八戸まで開通したお蔭で総行程も5時間ほどとなっています。


最寄の下北駅から恐山までバス(大人750円)が出ています。恐山大祭には臨時バスも出ています。

バスはいま最も死地へ近い三菱ふそう製(富士重工製もあります)、通る道も県道4号線と、バスや道までもいわくありげに思えてきます。

途中に冷水があります。冷水とは、これを飲むとひと口で10年、ふた口で20年、み口で死ぬまで長生きできるという言い伝えがあるものです。バスは水を飲んだり汲んだりする間、待ってくれますが、私はそこから恐山まで歩いていくことにしました。


途中、恐山までの距離を示す一里塚が立っています(実際は丁石/町石というらしいです)。

(続きます)