はじまりはテキトーから

見切り発車ですが、今日から思い付きをテキトーにぶつけていきたいと思います。


日本経済新聞の「新社会論(上・下)」という連載の記事(2004年4月27,28日)において


『(厚生年金基金)連合会は三月、国内初の企業統治ファンドを創設。株主からみた「良い会社」だけに投資する姿勢を前面に出した。運用成績を高めるため、あらゆる手段を使う』


とあります。


従来、企業が株主から「見られている」「なぜを問われている」という意識が希薄で、今後このような意識がさらに求められる事は時代の要請として受け止めなければならないことは確かでしょう。


しかし、その考え方を進めるだけでは早晩破綻してしまうのではないでしょうか。


企業が株主に利益を還元するのをイメージで説明すると、社員を熱源と見立てた図1のようなモデルになると考えられます。しかし、上記の連載のように株主による統治が進むと、図2に挙げるように熱源や伝達経路が取り除かれていく中で、叱咤激励にあたるスパイクだけが大きいものになるというイメージになるのではないでしょうか。


そのような流れが進むと、結局は企業が行き進まなくなるのではないだろうか、というか、もうなってるというのが私の意見です。